その38 |
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パテ修正も、部分的な修正から、全体的な修正に入り、まったく進んでいないように思えた作業も、どうにか収束の方向に向っている。耐水ペーパーの番手も、始めは400番だったが、600番、800番へと上げて、かなり滑らかになってきた。 それにしても、400番の耐水ペーパーで、もう、凹みや出っ張りはないだろうと思っても、600番の耐水ペーパーをかけると、まだまだ、細かいへこみや出っ張りが見つかるという具合で、全体的な修正に入ってからも、細かい修正を何度も繰り返している。 また、耐水ペーパーで水研ぎをしているから、当然のことだが研ぎ汁で汚れてくる。そこで、ある程度削り終わったと思ったら水洗いをしているのだが、水洗いのあと修正の必要なところが見つかれば、また、パーパーがけからやり直しだ。 |
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ともかく、こうした作業の繰り返しで、一時期は、ほぼ全面がパテに覆われていた船体も、今は、余分なパテがすっかり落ちて、きれいなプラ板の地も出てきている。表面だけでなく、全体に滑らかな曲面になってきたことが分かる。 ブロックとブロックも、ほぼ段差がない状態になっているが、パテ修正で甘くなった継ぎ目は、シャープなパネルラインとして深く彫り込んでいる。これには、罫書き針だとパテが細かく割れて剥がれるので、カッターナイフの刃先を使っている。 それに、船体に接着したパーツの接着部も、隙間がないのは当たり前として、船体とパーツの境目をシャープにするために、カッターナイフで際の部分を慎重に削っている。その後、さらに、パーツの周りをペーパーがけで仕上げる。 |
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そうして、船体全体が滑らかになったところで、艦首から船体前部の形をチェックする。艦首波除けを取り付けるためだが、艦首波除けの方は、艦首部分で段差ができるよう、先に形を作っているから、これに合わせればいい。 ところが、前から2番目のブロックの右側部分が、やや出っ張っている。船体にはプラ板の骨組みが入っているのだが、骨組みのところを頂点に、その周囲が膨らんでいる。船体だけ見れば分からないが、艦首波除け船体の段差がうまく作れない。 微妙なところだが、慎重に削って直していく。とくに、このあたりは、船体の修正の段階から膨らみが気になっていたところで、かなり念入りにペーパーがけしているから、プラ板が薄くなっている。力を入れ過ぎないようにペーパーがけだ。 |
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なにしろ、船体は0.3mm厚のプラ板だから、骨組みのあるところはよく削れるが、骨組みのないところは、プラ板がへこんで思ったほど削れない。気をつけていないと、骨組みのところだけが極端に薄くなって破れてしまう恐れがある。 かといって、既に上甲板を接着した状態だから、裏からパテを盛ったり、プラ板を貼り付けて補強することもできない。ブロック構造で作るとなると、最初の骨組みの精度が肝心ということだ。骨組みの精度を如何にして上げるかが、今後の課題だろう。 |
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こうして、どうにか、艦首波除けとの段差が思ったとおりになるよう、艦首部分を修正したら、それに合わせて船体全体をもう一度手直しする。といっても、ごく軽くだ。そして、艦首波除けを接着し、接着面の隙間にパテを詰めて乾くのを待つ。 接着剤とパテがある程度固まったら、艦首波除けと船体の接着面の余分なパテを落として、段差を強調するようにカッターナイフで際を削る。ただし、角は、あまり立ちすぎないように多少甘くしておいた方が雰囲気が出るようだ。 |
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後は、船体全体を、1000番の耐水ペーパーで水研ぎしては洗い、気になるところをチェックして、また、1000番の耐水ペーパーで水研ぎして洗う。これを何度か繰り返し、気になるところがなければ、船体の修正は終わりだ。 |
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ここのところ、耐水ペーパーで水研ぎしているから、船体を何度も水洗いをしているわけだが、水洗いとなると、洗面所の流しに水をためて、入り組んだところの削りカスや研ぎ汁を歯ブラシでかき出すように洗うわけだ。 ところで、船体の作りは、実際の船のように骨組みと外板からなるブロック構造になっている。まあ、船体の容積や重さを量っていないから、浮心や喫水線も分からないにしても、ある程度、それらしく、水に浮くと思うだろう。 それに、この状態では、余計な構造がないから、重心やバランスの偏りはない。おまけにプラ板だから、浮力は充分に得られるはずだ。しかし、実際に水に浮かべてみると、沈みはしないものの、沈没寸前のような、かろうじて浮いている状態になってしまう。 というのも、外板は0.3mm厚のプラ板だから、完全に密閉した構造にすると、温度差による空気の膨張や収縮、それと接着剤の溶剤が揮発することで、船体も微妙に膨らんだり縮んだりする。その影響で、船体に接着した構造物や塗装が、剥がれたりひび割れることがある。 そのため、ブロックごとに、外からは分からないところに穴を開けているし、船体の継ぎ目も残してある。波動砲口とメインエンジンノズルも完全には塞いでいない。いってみれば、隙間だらけで、すぐに浸水するようになっているわけだ。だから、水に浮いたシーンは撮れない。 |
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