ドリル その7 |
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轟天号といえば先端のドリルに尽きる。それほど重要なパーツだけに、いろいろと細かく神経を使いながらも、じっくりと時間をかけて作業している。こうして見ると、まったく変わっていないように見えるが、削りカスの量から考えれば、かなり削っているのは間違いない。 まず、溝を深く掘り下げているが、前回も書いたように、ただ、ヤスリでガリガリ削るのではなく、ヤスリの刃先でドリルの先端から、刃の部分が際立つように、溝の奥の方がやや広くなる感じで削っている。肝心なのは、溝の幅は変えないように、慎重に削らなければならないこと。 |
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そして、溝を彫るのに一番気を使うのは、初めと終わり。とくに、先端はヤスリを前後左右に動かすと余計なところまで削るので、ヤスリの位置を保ったまま、思ったとおりの形になるまで回しながら削るしかない。だから、余計に時間がかかったのが分かっていただけただろうか。 |
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それから、先端の3枚の刃を薄く削って形を仕上げる。後は、ペーパーがけでドリルの表面から溝の中、先端の3枚の刃を磨いていく。3枚の羽は、薄く鋭く先まで尖らせるだけでなく、根元の部分も角が分かるように、際まで削り込んでいる。おかげで、途中で取れかけたのが痛かった。 |