
格子作り |
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艦橋の大物パーツがだいたいできたところで、小物パーツも作ろうかと思い、アンテナに取り掛かったところで、ひじょうにやっかいなことになってしまっている。はたして、この状態を無事乗り切れるかどうかも分からない。 なにが、そんなにやっかいなのかというと、アンテナの格子部分だ。アンテナには外枠があって、その枠の中は、さらに縦横に細かく仕切られた格子になっている。他にも、、キャビンの大窓や小窓、後ろの飾り板中央のどくろのマークの入ったところも格子になっている。 そこで、この格子をどうするかは、アルカディア号を作ろうとしたときから、いろいろ考えていたた。例えば、格子の桟の太さの伸ばしプラ棒を、縦横それぞれに等間隔に並べたものを重ねて接着する方法とか、プラ板に格子状にスジボリして墨入れする方法などなど。 いわば、できるだけ手間のかからない簡単な方法で、いかにも格子のように見せることができないかということだ。このサイズで格子を作るとなると0.3〜0.5mm間隔の細かいものになるから、まともには作れないだろうと考えていたからだ。 |
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しかし、ここにきて、まともな格子を作れるのではないか思うようになった。プラ板を細く切り出し、等間隔に溝を掘って、溝と溝をかみ合わせながら格子状に組んでいくというものだ。使うのは0.3mm厚のプラ板で、プラ板の厚みを桟の幅にするというわけだ。 桟の幅はもう少し狭い方がいいと思うが、溝を掘ったりかみ合わせたりするのに、ある程度の強度は必要。それに、細かい格子に組むわけだから、接着剤の影響で部分的に変形したり、格子全体が歪まないか心配だ。あまり薄いプラ板は扱いにくいのだ。 ということで、さっそく、0.3mm厚のプラ板を1mm幅で長さ50mmくらいに切り出したものを10枚用意して、これをしっかりと束ねて、ノコで等間隔に溝を入れていくことにした。使っているのは昔から持っていた模型用のノコで、刃の幅は0.3mmちょっとだが、かみ合わせるにはいい感じになる。 |
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溝と溝の間隔を決めるには、0.3mm厚のプラ板を既に入れた溝にはめ、そのプラ板にもう1枚プラ板を重ねて、このプラ板に沿ってノコで溝を掘る。これで、プラ板の厚さだけ間隔を空けることができる。そこで、間隔を決めるプラ板を接着して治具として使うようにする。 ところが、これが大変な作業。以前、上甲板に0.4mmほどの間隔でスジボリを入れたときも苦労したが、それどころではない。スジボリはPカッターで2〜3度引っかくだけだが、溝を掘るにはノコを20回以上挽かなければならない。それよりも、もっと大きな問題があることが分かった。 10枚のプラ板を束ねてノコで挽くのだが、束ねただけだからノコを引くときの力で、1枚1枚のプラ板がずれてたわんでしまう。すると、ノコの当り具合にもよるが、溝の幅が手前と向こう側で微妙に違いがでる。その結果、溝と溝が平行でなくなる。 |
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他にも、溝の深さが一定というか、一箇所でも溝の浅いところがあると、桟全体が浮き上がってしまう。無理に押し込もうとしても無理があるから、桟が曲がったり折れたりする。でなければ、格子全体にゆがみが出る。けっきょく、その桟の部分はボツにするしかない。 苦労に苦労して作った桟だが、うまく格子を組もうと思えば、溝の幅と深さ、溝と溝の間隔の揃った部分だけを選ばなければならない。そうなると、格子を組むのに使える部分はかなり少ない。半分あるかないかといったところ。残念なことに歩留まりは良くない。 それに、パーツによっては升目の数が合うように、溝と溝の間隔も考えなければならないし、溝と溝の間隔をあまり狭くすると、格子を組むのも大変になるし、桟もそれだけ必要になるから、溝堀の苦労も、それだけ増える。このサイズで格子を作るのは。無謀なことだったのだろうか。 |