キャビン詳細図 |
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今回は、先週の予告では触れなかったが、後部にあるキャビンの詳細図を描いてみることにした。いろいろと面倒だと思っていた検図は、考えていたよりも簡単に終わった。そこで、このまま部品図を作ろうかと思ったが、どうにも気がかりなことがあって手が止まった。 それが、このキャビンというわけだ。まるで中世ヨーロッパの物語に出てくる海賊船のイメージそのものだ。何かと特徴的なアルカディア号の中でも一番目立っているところ。手に負えないほどのディテールがある。ここを、どこまで作り込めるか、今のうちに確かめておきたかったからだ。 それにしても、この、アルカディア号のキャビン。宇宙を駆け巡る戦艦には、およそ似つかわしくないと思える。それが、何の違和感も感じられないどころか、これがなくてはアルカディア号らしくない。こういうところが、松本メカの真骨頂だと思っている。 と、まあ、松本メカマニアとして見ている分にはいいのだが、これを作るとなると話が違ってくる。よくも、こんな、ややこしいデザインのものを付けてくれたものだと、恨めしく思えてくる。ともかく、完全に再現するのは無理だとしても、それらしく見えるくらいはしなければならないだろう。 そこで、まずは、キャビンの詳細図を描くために新しい図面を作って、縮尺を5倍にする。何も、縮尺を5倍にしなくても、画面上で拡大して作業すればいいのだが、印刷することなどを考えて、は縮尺を5倍にした。そこに、組み立て図に描いたキャビンの外形図をコピーする。 |
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例によって、キャビンの外形図と飾りをレイヤーで分けることにする。キャビンの外形図を下絵にして、周りに飾りを付けるように線分を描き込んでいく。飾りの部分は、半径の違う円弧と円弧を滑らかにつないで描いた。なかなか、それらしい形になっていると思うがどうだろう。 案外、こういう複雑な曲線をCADで描くのは難しいし、こういうものを描くのにCADは向いていないと思うだろう。あるいは、自由曲線でと思うかもしれないが、意外と、円弧の方が扱いやすいし、思ったとおりの形を作りやすい。CADソフトも使い方で表現力豊なものになる。 ところで、できるだけマンガのイメージに忠実にと思ったものの、カットによって飾りのパターンも微妙に違う。さらに艦尾の外板の飾りに至っては、真後ろから見たカットが、他の斜め後ろからのカットと形もパターンも違う。これでは、どのカットに従うかによってイメージも変わる。 そこで、せっかくの真後ろからのカットは見なかったことにして、斜め後ろからのカットを参考にした。それにしても、斜め後ろからのカットが多いのは、帆船と同じように、やはり、飾りのあるキャビンが絵になるからだろう。 ただ、参考になるカットを探しているうちに、ついついコミックを読みふけってしまうのは、どうしたものだろう。もう、何度も読んだコミックなのに、学生時代のことも思い出されてしまうから仕方がない。ただ、そのおかげで作業の方は、全然はかどっていない。 どうにかキャビンを囲む飾りは描けたものの、肝心のキャビン後部の飾りは、髑髏のマークを作ったところまでしか出来ていない。この、調子だと、キャビンの詳細図が出来るのはいつになるか分かったものではない。 |