
メインエンジン その1 |
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切りのいいところで船体作りが終わった。そう思って、艦首波動砲も含め、船体のすべてのブロックをつなぎ合わせてみた。船体のラインも思ったとおりに出ているし、スジボリがあるだけに、それなりにアンドロメダらしい雰囲気を漂わせている。 ところが、全体的にみると、どうもスマートさに欠けるような気がする。洗練されたデザインだから、ずんぐりとした船体にはしなくなかった。だから、船体中央部を低く抑えた寸法で図面を描いたはず。ということは、どこかで寸法を間違っているのかと調べたが間違いはない。 だいたい、船体のブロックの寸法は、第一艦橋にミスをしたときも調べている。寸法のミスということは絶対にない。ということは、図面の印象と作ったものの印象の違いなのかと思ったが、そこまで印象が違うというのも納得いかない。 よく考えてみたら、メインエンジンのノズルがないからだと気がついた。ノズルの長さは10mmだが、全長130mmだけに割合からいって全体の印象が変わるのは当然。それに、艦首波動砲がある前方に比べて、後方はノズルがないだけに、よけいに窮屈な感じるのも無理はない。 ところで、船体のブロックをつなぎ合わせたのは、出来を確かめるためだけではない。船体の形に合わせようと考え、後回しにしていた主砲の形を決めるためだった。しかし、メインエンジンノズルという大物が残っていたことに気づいたからには、予定を変更せざるを得ないだろう。 といっても、メインエンジンノズルがなくても主砲の形を決めることはできる。それに、どちらを先に作っても製作手順に影響はないし、予定といっても気分で決めているから、あってないようなもの。まあ、船体作りに区切りがつけようと思っただけだ。 |
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少々いい加減なきもするが、とにかく、メインエンジンノズルを先に作ることにある。で、アンドロメダのメインエンジンノズルだが、ヤマトより太く短く感じられる。しかし、実際の寸法は分からないが、長さはヤマトと同じ10mmにしてある。 ただし直径は変えてある。これは、船体のデザインの違いからで、無理に絞り込んだヤマトと違って、割とスムースに絞り込んだアンドロメダの方が直径が大きくなるからだ。おまけに、後方への絞込みも少ないから、よけいに太く感じということだろう。 それと、アンドロメダのメインエンジンは、何枚かに分割されたパネルを直円錐台形の組んだ外側と、ほぼ円筒状の内側の2重構造のように見える。そのためかノズルの厚みも増しているし、パネルとパネルの隙間も大きく取られている。 ヤマト以上の高出力を求めた結果、大型のエンジンになって見た目にも重量感のあるデザインになったという解釈も考えられる。そんなアニメの設定など製作にはどうでもいいことだ。しかし、作りを考えるにはその背景を考えることも大事だと思っている。 |
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さらに、メインエンジンノズルの内側を見ると、コーン状のものがあるのヤマトと同じだが、ノズルの内側には帯状のスリットが描かれている。外側の分割されたパネルの作りはヤマトとほぼ同じとしても、内側はいろんな細工が必要になるようだ。 とりあえず、製作手順を考えながら作業を進める。まず、ノズルの外側を構成するパネルの枚数を考える。ノズルの周りには4枚の尾翼が90度間隔でついている。尾翼のつく90度間隔の位置にはパネルを置くとして、90度間隔のパネルの間には2枚ずつパネルを入れることにする。 枚数が決まったら、その枚数で直円錐台になるようにパネル1枚の寸法を計算する。寸法が決まったら、念のため予備を考えて多めに0.5mm厚のプラ板から外側のパネルを切り出す。すべてのパネルを同じ形になるよう、前部重ねてまとめてヤスリがけしておく。 次に、パネルをノズルの形に貼り合わせていくが、いきなり接着するのは難しい。そこで、内側の円筒を0.3mmのプラ板を丸めて接着して作る。この円筒とメインエンジンノズルの断面になるプラ板の周り貼り付けることにする。 |
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円筒の接着剤が乾くまでの間に、メインエンジンノズルの中のコーン状のパーツを作っておく。今回は直径5mmのプラ棒を手に入れているので、これ削りだして作ることにする。しかし、簡易旋盤のチャックには直径3mmのものまでしかつけられない。 そこで、直径5mmのプラ棒の真ん中に直径2mmの穴を開ける。その穴に直径2mmのプラ棒を差し込んで接着し、この直径2mmのプラ棒を簡易旋盤のチャックにつける。こうして、直径5mmのプラ棒の方をコーン状に削りだす。 簡易旋盤で作業するために直径2mmのプラ棒を差し込むというのは、無駄なことのように思える。しかし、この直径2mmの丸棒は塗装の持ち手にもなるし、組立のガイドにもなるし、メインエンジンノズルを船体につけるときの補強にもなる。無駄はない。 そうしている間に、内側になる円筒の接着剤も乾いたので、円筒になるように重ね合わせて接着したところをヤスリで均す。円筒のどこを見ても厚みが均一になるように。ついでに、微妙に歪んでいるので、中に筆の軸を入れてころころ転がして丸くなるように修正しておく。 |
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それから、円筒をメインエンジンノズルの船体側の端面になるパーツに貼り付ける。円筒とメインエンジンノズルの端面に中心がずれないように、貼り付ける位置は先にコンパスで決めている。これで、ノズルの外側のパネルを貼り付ける準備ができた。 次は外側のパネル貼りだ。まず、1枚のパネルを船体側の端面と円筒の先につけて接着する。このパネルから90度ずつ3枚のパネルを貼り付ける。この4枚のパネルは基準になるパネルだ。さらに、ここには尾翼が立つから、180度の位置のもの同士が向かい合うようにする。 その後は、4枚のパネルの間に2枚ずつパネルを貼り付ける。こうして、ずべてのパネルを貼り終えたら、もう一度、それぞれのパネルの間隔を手直しする。ただし、最初に90度ずつ貼り付けた4枚のパネルは基準になるパネルだから動かさない。 船体をつなぎ合わせたついでに、ここまでの作業を振り返ってみる。船体の骨組み作りから始まり、艦首波動砲に艦橋や主砲、船体周りの構造物など、ほとんどの主要パーツを作った。それから、船体の骨組みに外板を貼り付けるところまでできた。 これで、アンドロメダの全体がほぼ見えてきた。といっても、アンドロメダの製作は完成が近いどころか、まだまだ半ばといったところだ。これからの作業は、すっきりした気分どころか、ますます気を引き締めてかからなければならないだろう。 |