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旗艦アンドロメダ製作記

作成:2002年12月08日
更新:2002年12月08日
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船体 その4

 

 ここにきて第一艦橋の寸法ミスに気づいた。上面は寸法どおりだが、下面が1mm増しになっている。一度は作り直しを決意したものの、その手間ひまを考えると気が重い。なんとか、修正できないものかといろいろ悩む。

 単に下面が1mmオーバーしているのだから、下面だけを左右で0.5mmずつ削ろうかと思った。しかし、正面から見ると、一旦横に広がってまたしぼむという形でかっこ悪い。それに、側面の丸くえぐれた部分のフィンが、ほぼ逆三角形になって、どう見てもおかしい。

 それなら、中心線で切断して1mm詰めてはどうだろう。これなら、正面から見た形も変わらないし、側面の丸くえぐれた部分のフィンも触らなくて済む。しかし、それだと、上面の幅が1mm足りなくなって、今度は第二艦橋を細く削らなければならない。

 急がば回れということか。手抜きをしてもろくな結果にはなりそうにない。やはり、第一艦橋は最初から作り直すことにする。といっても、船体の方もだいたいの形ができるところまでは片付けておきたいので、その後でということにする。

 ということで、艦尾のブロックの形を作る作業が残っているものの、船体の前部から中央のブロックまでの形ができた。後は、ブロックの中をつや消しの黒で塗って、残っている外板で塞げばいいとことまできている。

 そこで、この外板貼りの前にやっておかなければならない作業がある。船体前方の側面の構造物とスリットの合わせだ。ここで、すでに作っておいた構造物の底面に、外板に開口したスリットに合わせた溝を彫っておく。

 

 まず、スリットとスジボリの位置に合わせて構造物を置いてみる。左右対称にも注意して、構造物の位置を決めたらセロテープで仮止めする。仮止めには粘着材が残らないようマスキングテープをよく使う。

 しかし、今回は余裕がないところだけに、作業中にちょっとでも位置がずれるのは困る。下手をすると構造物どころか外板まで作り直しになる。もう、これ以上の失敗は避けたい。そこで、躊躇せず粘着力の強いセロテープを使うことにした。

 こうして、外板をテンプレート代わりにして、構造物の底面に罫書き針で溝の両側に当たるスジを彫っておく。さらに、このままの状態で溝まで彫る方が確実だが、勢い余って外板のスリットを削るわけにはいかない。

 納得のいくところまで念入りにスジを入れたらセロテープを剥がす。後は、構造物だけで溝を作っていく。カッターナイフの刃を罫書き針のスジに沿って当てて、深く切り込んだら、溝の内側から斜めに切り込んでいく。

 ちょうどノミで彫りこんでいく要領だ。だが、小さい上に丸みがあって持ちにくいだけに、なかなか力を入れて切り込めない。この作業を、左右で3本ずつの溝の両側だから、12回も繰り返すことになる。ここまで溝を彫るのはけっこう大変な作業だった。



 

 ある程度まで溝が深くなったところで、それぞれの溝の位置や深さがずれていないかどうか確かめる。どうにか、スリットに合っているようだ。溝の深さや形、とくに角の部分がガタガタなのは気になるが、後は接着前の仕上げにして、溝堀はここまでにしておく。

 それから、スリットのあるブロックの中と残りの外板につや消しの黒を塗る。ブロックの内側の隅の方は筆が届かないので塗料を流し込む。ただ、外板をブロックの接着面まで塗装すると接着できなくなるのである程度は残して置いた。

 中を黒で塗ると、スリットの開口したところが際立つのが分かるだろう。それと、中を塗ったブロックと塗っていないブロックの違いが意外と目立つのが分かるだろうか。意外とプラ板はよく透けるということだ。

 だから、わざわざ中を塗らなくてはならないのだ。ただ、プラ板で囲んだだけでは中が暗くならないし、塗装すればその色が中に見えてしまう。アニメと同じように開口しているように見えるが、中は見えないようするために、中を黒く塗っているわけだ。

 その代わり、中を黒く塗ったことが船体の塗装にも影響する恐れがある。塗装した後でも、中を塗ったブロックとそうでないブロックが分かるようではダメだ。これは、下地としてサフェーサーを塗ることで防げる。

 

 まあ、サフェーサーを塗るのは、まだまだ先の話。それこそ、船体のパテ修正も終わり塗装する直前だ。とにかく、こうして中を塗ったら残る外板を貼り合わせるだけだが、接着剤がよく効くように塗料が充分に乾くのを待つ。

 その間に、分かり難いかもしれないが、船体上部に中央から伸びる上甲板の先の部分も作っておいた。船体中央のブロックから水平に延びて、艦首の突起に向かって下がるところだ。これも、展開図から切り出した外板を貼り合わせたものだ。

 しかし、上甲板の延長から角度が変わるところで、艦首波動砲の上部とも干渉する。そこで、中央のブロックから艦首波動砲のブロックまでつないだ状態で、それぞれにつながる部分に注意しながら形を出した。

 そして、船体前方のスリットの入った側面の外板と、船体中央のブロックの上甲板を貼り合わせる。これで、ヤスリがけして接着部分を整えたら残るは艦尾のブロックだけだ。と思ったら、ここでも思わぬミスが出た。

 それは、船体中央部の艦橋部分の苦労したスジボリのところで起きた。左側の上甲板側のスジボリが上甲板の面にかかっているのだ。上甲板が傾いているかと思ったが、水平についているのは間違いない。

 スジボリ入りの外板を貼り付けるときに、かなり神経を使ったにもかかわらず、ほんのわずか左側のスジボリの位置が上にいってしまったようだ。0.1mmもないくらいの微妙な違いではあるが、場所が場所だけに無視できない。

 仮に、上甲板を厚くしたところで、左右のスジボリの位置の違いは解決しない。となると、左側だけ一旦スジボリをパテで埋めて、左右対称の位置になるように彫り直すしかない。それも、この状態で彫らなければならない。

 それにしても、こういう状態でスジボリしたくないから、先に外板をプラ板に罫書いた時点でスジボリを入れることにした。にもかかわらず、けっきょくは船体にスジボリしなけらばならないとは、やはり、避けられない運命だとでもいうのだろうか。

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(C)Alester,2002/12/08