罫書き |
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図面を描き終えたので、いよいよ製作に入る。図面を書くのはパソコンを使うことで楽になったが、ここからは、昔と変わらず、すべて手作業なので楽はできない。それに、製作に入ったからといって、いきなりプラ板を切って貼り合せて削るというわけにはいかない。 せっかく、図面を描いて寸法を拾い出して部品図まで作っても、いい加減な寸法で作ったのでは意味がない。とくに、船体の形を図面に描いたとおりに作るには、骨組みになるパーツをどれだけ正確に作れるかにかかっている。 そのためには、図面の寸法どおりにプラ板に罫書くという作業は欠かせない。しかも、CADソフトで図面を描けるようになったというのに、罫書き作業は、手でやるしかない。けっきょくは、図面の手書きと同じことをやらなければならない。 なんとも、虚しい思いがするが、それでも、CADソフトでいろいろな場所の正確な寸法が簡単に分かるから、罫書きで押さえる寸法には困らない。昔に比べると、かなり精度よく罫書きできるのだから、CADソフトの存在は大きい。 |
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とはいっても、罫書き作業は、全工程の中でも一番嫌な作業であることに変わりはない。というのも、少しでも寸法に狂いがあると、後々の作業に大きく影響してしまうし、罫書いた時点では、寸法の間違いに気が付かないことが多い。 とりあえず、罫書きを終えたら、罫書いた線の通りにプラ板を切って、組み立てへと進んでいくのだが、作業を進めるうちに、どうも具合が悪くなって、初めて、罫書いたときの寸法が間違っていたことに気が付く。 罫書き作業では、図面から読み取った寸法を、デバイダーの針先を定規の目盛りにあてがって、針先の間隔を決め、デバイダーの針先でプラ板に小さい穴を打つことから始まる。そうして、小さい穴と穴を罫書き針で結びながら線を描いていく。 このとき、定規の目盛りを読み違えることがある。それに、この時点で間違いに気づいくこともあって、穴を打ち直しすこともあるが、そうすると、どの穴が正しい穴か分からなくこともある。間違わなくても、穴が小さすぎて分からなくなったりもする。 |
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そんなわけで、部品図では、わざわざ罫書きの状態に部品を並べて、全体の寸法も出している。途中で寸法を間違えたら、全体の寸法が違ってくるから、罫書きの前に寸法の取り間違いが分かるようにしてある。 失敗が許されないから、慎重にならざるを得ない。それでも、罫書く穴を間違えたり、罫書き針が穴を外していたり、力むあまり定規が動いて罫書きの線が曲がるような初心者のような失敗もする。いろんなことに気をつけなければならない。 |
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おまけに、アンドロメダと来たら断面の変化が大きく、骨組みとして必要な断面の数も多い。加えて、今回はブロックの精度を高め、組み立てた後も断面の平行を保つためのパーツも用意したから、ヤマトの倍以上の作業量になっている。 こうなったら、プロッターを買って、罫書きも楽にしたい。それよりも、どうせなら、模型用の工作機械を買って、一気に切り抜きまで機械任せにできればいいと真剣に考えてしまう。そうなると、いっそのこと、骨組みなんて止めて、いきなり船体からパーツまで工作機械で作れてしまう。 手作業はパーツの組み立てと仕上げに塗装だけなので、ものすごく楽になってしまうが、これではプラモデルを作るのと変わらない。なんだか、完全自作の味が失われるような気がする。ということで、ひたすら耐えて罫書きするしかなさそうだ。 |